私の第二の人生
私は55歳で会社人としての生活を辞めている。
第二の人生への準備は50歳ごろから始めていた。
まだ心は若かったが、松下さんという人生最大の師匠は94歳で亡くなられ、その後すぐに山下新社長も10年間立派に社長を務められて辞めている。松下電器という会社は、その後数年でアメリカナイズされた別の会社になっていったのだ。それなら、私も新しい人生を歩むことにしようと決めた。心は若かったが、歳を考えると、まもなくインドや中国の隠者が言う「林住期」(現役を引退した後は田舎に帰り森や林の有る所で生活する時期)に入るべきと感じていた。そこで小豆島の森の中にセカンドハウスを建てている。
場所は寒霞渓の登り口にあるリソートホテル・オリビアンのグランド専用トイレ駐車場のすぐ下である。そこへの行き方はいろいろとあるが代表的なものを紹介する。
小豆島への行き方
高槻から播州赤穂まで新快速の直行便が一時間に一本出ている。途中の須磨明石の海岸線は美しい。明石大橋も見える。赤穂からは単線になる。線路際には畑があり、海も時々見えて、田舎に来たなぁー旅に出たなぁーという気がする。赤穂から先は岡山県で日生までは五分。駅を降りたら即フェリー乗場だ。日本一JRの駅と船乗り場が近いと思う。
日生港は見るべきところが多い。森下という地元の漁網会社がペルーに漁網を売り、代わりに寒天用の天草を買い、その利益でペルーインカの黄金仮面などいろんな文化財を購入し、それを展示している黄金博物館がある。港の前の小山(“ひなせ”と出ている)を30分程かかるが、上まで登れば展望台があり、与謝野晶子と与謝野鉄幹の歌碑がある。牡蠣のお好み焼きと焼きアナゴが名物。郵便船が島々を回っているので島めぐりも良いかもしれない。セカンドハウスに行く途中も小さな旅だからそれを楽しむべきだ。
船は一時間半で小豆島大部港に着く
タクシーまたはバスで20分から30分でオリビアンホテルの入り口に着く。そこにドッグランとグランド(400m)があり。右の森に我家がある
<我が家の周辺の景色>下の絵はわが家の二階、駐車場からのアプローチと庭。山桜が10本ほど 、15mのコナラが20本ほど、モミジの古木3本、一歩出れば、グランドから海に沈む夕日が見れる。
下の絵は我家の一階と二階のベランダから木の間越しに見目港が見える。
我家からの散歩道・肥土山
小豆島大観音・肥土山のソウメン・芸術祭展示の藁と竹の作品・鯉幟・多聞寺(高橋荒太郎さんの菩提寺)の石の地蔵さんと地下の地獄極楽
散歩道・中山 日本棚田百選と農村歌舞伎の舞台となる藁ぶき小屋
●我家に一番近い鎖場のある札所・笠ケ滝
小豆島大観音と鯉幟の間にある。一番の写真の電柱の上の岩壁にへばりついている。不動明王の胎内くぐり